仕事の観点の話

 仕事を行う時には観点を意識する必要があると教わった。私はコンサルタント職に就いているため顧客から調査業務を頼まれることが時々ある。今回は基本的な観点を見落として不十分な成果しか出せなかったので戒めのために記録する。

 

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 仕事は全て発注者の意図が存在する。発注者はある原因によって、特定の結果が必要となり、それを入手するために仕事を頼むのだ。例えば、今年度中に追加で1000万円の売り上げが必要となり(原因)、新規の顧客を獲得すべく(特定の結果)、売り込み先の業界の調査を依頼するのだ(仕事)。

 

 しかし、今回はあろうことか原因の確認を怠ったのだ。新規の顧客を開拓するための調査業務であることは理解していたが、発注者が今年度中に売り上げを欲していることを把握しなかった。結果として生み出された成果物は1年以上の長期的な関係を築くことで、大きな売り上げが見込める新規の顧客情報のまとめとなった。もちろん、これは発注者の求めている成果物ではない。

 

 仕事は必ず発注者の意図が存在する。仕事を行う時は、何故この業務をするのかを常に意識しす必要がある。